現在の活動内容
海洋環境問題委員会では、海洋環境に関わる諸問題について科学的・客観的な検証を行ない、研究者(専門家集団)としての立場から問題に対する検討を行なっています。特に重要と思われる問題については、個別の専門委員会を設置して情報の収集と精査を行ない問題に対する提言を公開し広く社会に貢献することを目指しています。
過去に設置されていた専門委員会には「有明海問題検討専門委員会」「東京湾環境専門委員会」があります。
海洋環境問題委員会からの海洋環境問題に対する提言の発信
個別の海洋環境問題に関して、特に重要、急を要すると考えられる問題については、関連する科学的知見を収集するとともに委員会で検討を行い、問題の解決、環境保全・改善に向けての提言を下記のように取り纏めてきました。これらの提言は日本海洋学会の公式な声明として、学会誌「海の研究」誌上に掲載するとともに、プレス発表などを通して事業者や社会に発信してきました。
有明海問題検討専門委員会
2003年3月 | 海洋環境問題委員会ナイトミーティングにおいて、佐々木委員よりこれまでの問題整理と今後の展望についての紹介があり、活発な議論がなされました。 要旨はこちら 有明海環境悪化機構究明と環境回復のための提言(「海の研究」第10巻、p. 241-246に掲載) 有明海環境悪化機構究明と環境回復のための提言2(「海の研究」第11巻、p. 631-636に掲載) |
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関連リンク | 農林水産省 諫早湾干拓事業に係る開門請求訴訟に対する判決について 九州農政局 諫早湾干拓事業 |
東京湾環境専門委員会
2003年12月 | 東京湾に関わる種々の環境問題を東京湾全体の問題として捉えた視点から提言を行なうために設置しています。現在は特に、羽田空港拡張を含む首都圏第3空港開発問題及び三番瀬の問題について情報収集と提言発信の準備を進めています。 羽田空港拡張事業に関する資料(東京湾を取り巻く空港情勢,特に羽田空港再拡張事業) |
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2003年3月 | 海洋環境問題委員会ナイトミーティングにおいて、野村委員より計画の進行状況の紹介がなされ、現計画におけるアセスメントのずさんさが指摘されました。 要旨はこちら |
2005年7月 | 環境影響評価方法書に対する見解を国土交通省関係組織に提出の上、環境省記者クラブにおいて会見を実施。見解は「海の研究」第14巻第5号に掲載された。(2005年7月28日) 見解の中身等に関してはこちら |
2005年10月 | 「東京国際空港再拡張事業に係わる環境影響評価準備書」に対する意見書を,日本海洋学会海洋環境問題委員会の意見を集約し,海洋環境問題委員会委員長名で国交省に提出しました。 意見書はこちら |
関連リンク | NPO法人 三番瀬環境市民センター |