開催日時:2015 年 3 月 15日(火)18:15〜20:15
会場:東京大学理学部1号館 3階 336教室
主催:日本海洋学会海洋環境問題研究会
コンビーナー:
速水 祐一(佐賀大学低平地沿岸海域研究センター)
野村 英明(東京大学海洋アライアンス/大気海洋研究所)

趣旨

 環境省は、2015年8月に内湾や湖沼などの閉鎖性水域に関する水質保全に係る生活環境の保全に関する環境基準の見直しを行い、底層溶存酸素量を生活環境項目環境基準とし,また透明度を地域において設定する目標とすることを発表した。地域目標値の決め方など、今後新環境基準の設定に関する合意の形成は、海域の総合的管理のあり方にも影響すると考えられる。行政によって継続されているモニタリングデータを活用し、科学的合理性のある環境評価の上で有効利用するためには、今後さらなる議論も必要であろう。そこで本ナイトセッションでは、新たな水質基準導入の経緯・基準値の設け方等に関して情報共有を進めると共に、複数の海域の事例を織り交ぜながら、海域管理を踏まえた活発な意見交換を行いたい。

プログラム

閉鎖性水域の新たな水質基準について 柳田貴広(環境省 水環境課)     

実海域における事例1 
東京湾:底層DO環境目標値の考え方と試案 堀口敏宏(国立環境研)
東京湾における透明度の変遷 野村英明(東京大学 海洋アライアンス)

実海域における事例2
有明海 速水祐一(佐賀大学 低平地沿岸海域研究センター)
閉鎖性水域の総合的海域管理と新水質基準 古川恵太(笹川平和財団 海洋政策研究所)

総合討論

Published On: 2016-3-14Categories: シンポジウム